シニア女子弾丸ふたり旅!往復夜行バスで熊野三山から高野山そして奈良巡り!!

日本国内旅行

和歌山県、三重県、奈良県の旅、スケジュール

今年は早くも関東は桜が散り始めてきました。
ゴールデンウィークが近くなり旅の計画を立て始めている頃です。

私のお友達でひとり旅を楽しんでいる独身女性がいます。
70代なのにまだまだ現役で働いて休みになるとあちこち神社や寺院巡りをしています。
1人で行動できない私は羨ましいなと思っていました。
その友人が退職したのです。
時間に余裕が出来るようになったので一緒に旅行することが出来ました。
旅行の行先は近畿地方に決まりました。

旅の計画はいつもの友人スタイル。
なんと往復高速バス利用です。

旅のスケジュールはこんな感じになりました。

日時スケジュールホテル
4月3日(月)南紀勝浦線(池袋-南紀勝浦)高速バス
4月4日(火)勝浦駅-バス停大門坂
(熊野那智大社、那智の滝)
勝浦駅-新宮-本宮大社前-熊野大宮大社前-湯の峰温泉
湯の峰温泉(伊せや)
4月5日(水)湯の峰温泉-高野山-護摩壇山-奥の院-弾正伽藍-金剛峯寺-大門-極楽寺-大和二見奈良県五條市
(リバーサイドホテル)
金剛乃湯
4月6日(木)大和二見-吉野口-壺阪寺-長谷寺-近鉄奈良-興福寺-東大寺
JR奈良-東京(グランドリーム号)

 

旅の持ち物

今回は夜行バスと電車、路線バスの行動で範囲が広いのでなるべく荷物は持たないようにしました。

リュックとウエストポーチで身軽にしました。

リュックに入れたもの

最小限度の水、着替え、洗面用品、充電、マスク、車内で使うもの。

○リュックにひと工夫

リュックの中が整理しやすいようにカラビナとポーチ(百均製)を縫い付けました。

ウエストポーチに入れたもの

筆記用具、財布、自撮り棒、コスメ(リップ、ハーバーのスクワランオイル、アイブロウ、日焼け止め)目薬、飴、除菌ジェル、S字フック、あずま袋(エコバック)

・ワッツで購入したBluetooth リモートシャッターが便利でした。
・高速バスは乾燥するのでハーバーのスクワランオイル、リップはあって良かった。
・S字のフックは必須
・プロポリスの飴はのどのために

夜行バスについて

往復夜行バスを利用します。
東京から和歌山県までバスで移動は10時間以上。
夜行バスは興味がありましたが果たしてどんな感じなのか?
行く前は少々不安。

●行き:西部高速バス(1日1便)
池袋東口(21:30)-南紀勝浦(08:12)10,400円(早割)

池袋駅から高速バスがたくさん出ています。

基本情報
実車距離 所要時間:下り630km 約700分 上り632km 約695分
乗務員数:夜2名 任意保険:対人無制限

車内設備
Wi-Fi、コンセント、お手洗い、3列シート、女性専用席有り、フットレスト

座席
夜行バスは3列で思ったよりも座りごこちが良く快適でした。

カーテンで仕切られるのでほぼ個室状態!!

ささみい 
普段から飛行機はLCC利用で何時間も狭い座席が慣れているので、これくらいの席ならLCCのビジネスクラス並み。
座席で寝ている間に距離移動と考えれば良しだと思いました。
早朝の到着で観光時間がそこから始まるので活動開始が速攻できる!

●帰り:JRバス(グランドリーム)
JR奈良駅(10:05)-東京駅(06:56)6,000円

グランドリーム号は2階バス

3列でゆったりしていました。

消灯になるとずっとこんな感じです。

車内設備
空気清浄機、プライベートカーテン、コンセントまたはUSBポート、毛布・スリッパ、Wi-Fi設備

座席
3列でゆったり足を伸ばして座れます。
座席が広いだけでこんなにも乗り心地が変わるのかと思いました。
長時間でも全く疲れない夜行バスでした。

夜行バスで疲れない工夫

アイマスクとネックピローは必須
スカーフマスクは口元の乾燥対策にもなりマスクを外せばスカーフ。
着圧ソックスを履いたおかげで足のむくみが軽減されました。

長距離バスに乗った感想

往復高速バスに乗ってみて、思ったより身体は疲れません。
着圧靴下を履いていたのでむくみもなくこれはおすすめです。
ネックピローは空気を半分くらい入れて首の横に挟んで安定させると辛くなることもなかったです。
気になるのバスの揺れくらいでした。
長距離バスは思ったより人が多く乗ったのでびっくりしました。

熊野三山!熊野那智大社、那智の滝

熊野三山とは、
熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社・ 那智山青岸渡寺の3社1寺
熊野速玉大社が前世の罪を浄め、熊野那智大社が現世の縁を結び、熊野本宮大社が来世を救済するといわれ、熊野三山を巡れば過去・現在・未来の安寧が得られる と考えられています。

熊野速玉大社 熊野那智大社 熊野本宮大社

夜行バスで南紀勝浦駅に到着したらJR紀伊勝浦駅まで歩きます。
そこから熊野御坊南海バスに乗り大門坂まで行きます。

駅前のチケット売り場で往復購入しました。(往復で1,100円)

勝浦駅-バス停大門坂(熊野那智大社、那智の滝)

バス停大門坂まで

ここから古道を歩きます。

石段の参道が600ⅿほど続きます。

途中に多富気王子(たふけおうじ)祀った跡があります。

石段を登ったところに熊野那智大社が見えてきます。

朱色の鮮やかな色と周りの木々の緑があでやかでした。

お参りした後は無病息災を願って「胎内くぐり」をしました。

大きな樟の中に入ってくぐっていきます。

入る前に護摩木に願意と名前を書き、初穂料300円を納めます。

くぐった後に収めます。

青岸渡寺(せいがんとじ)は天台宗の寺院。
西国三十三所観音霊場の第一番札所

そこから歩いていくと三重塔が見え奥に滝が見えてきます。

Google マップ
Google マップで地図を検索。乗換案内、路線図、ドライブルート、ストリートビューも。見やすい地図でお店やサービス、地域の情報を検索できます。世界地図も日本語で、旅のプランにも便利。

 

熊野本宮大社

那智山からJR紀伊勝浦駅まで戻ったら電車に乗って本宮大社まで行きました。
JR紀伊勝浦駅⇒新宮(紀伊本線)18分
新宮⇒本宮大社前(熊野御坊南海バス)

本宮大社前に着くと目の前が大社

熊野本宮大社⇒産田社⇒大斎原と参拝していきます。
熊野本宮大社へは鳥居をくぐる前に一礼します。
右端を登り、左端を下るのが歩く作法。
「熊野大権現」の奉納幟が並ぶ中を158段の石段を上っていきます。

神殿は第一殿(イザナミノミコト)、第二殿(イザナギノミコト)、第三殿(スサノオノミコト)、第四殿(アマテラスオオミカミ)順番にお参りしてきます。

参拝した後は大斎原の大鳥居へ

大斎原(おおゆのはら)
神が舞い降りたというパワースポット。

サクラは散りはじめ満開とはなりませんでしたが大きな鳥居と桜はとても印象的でした。

八咫烏(やたがらす、やたのからす)
あちこちで黒い鳥の絵に遭遇します。
やたがらす
太陽に棲んでいると信じられ、太陽の象徴
八咫烏を神使とする熊野の神社

たくさんの熊野のパワーをもらって宿に向かいます。

宿泊:湯の峰温泉「伊せや」

熊野本宮大社前からは湯の峰温泉へ向かいます。


今夜の宿は湯の峰温泉「伊せや」

湯の峰温泉「伊せや」はバス停の真ん前!!!

 

 

お部屋は畳で布団を敷きます。
広くて目の前が川が流れてniceview。

伊せやは湯治場で基本は素泊まりです。
部屋にテレビはありません。
希望すれば食事の提供があります。

湯の峰温泉は食事するお店やおみやげやなどないので宿で夕食、朝食を頼みました。
食事は仕出しのお弁当です。
若い方には物足りないような品数ですがシニアの私たちにはこれで充分です。

夕食 朝食

とりあえず熊野古道の地ビールで。

●温泉かけ流し

日本最古の温泉 源泉100%掛け流しの宿 贅沢湯の花
[種類] 温泉 大浴場 露天風呂 天然温泉
[泉質] 硫黄泉 ナトリウム炭酸水素塩泉 塩化物温泉
[効能] 痛風 糖尿病 リウマチ・神経病

ささみい 
肌にまとわりつくような温泉でとてもつるりとします。
24時間入ることが出来るので何度も入りました。
疲れが取れ翌朝も身体が軽い!

伊せや

高野山

湯の峰温泉からは聖地巡礼バスで高野山へ向かいます。
高野山と熊野三山を巡礼する事が出来ます。

「聖地巡礼バス」

本宮大社前〜高野山駅前
1日1往復
高野山方面からは護摩壇山で、熊野本宮大社方面からはなかへち美術館前・護摩壇山で乗換えが必要

護摩壇山でバスを乗り換えます。↓


湯の峰温泉から8:29-高野山12:10到着

奥の院前で降りました。

●奥の院前

高野山

高野山の奥の院に到着したら高野山宿坊教会で共通チケットを購入しました。
諸堂共通内拝券は山内6つの施設が2,500円の拝観料で見学できます。
金剛峯寺、根本大塔、金堂、 徳川家霊台、大使教会

チケットと一緒にこうやくんのクリップ(かわいい)

 

奥の院前⇒水向地蔵⇒奥の院⇒諸大名墓石群⇒壇上伽藍⇒金剛峯寺⇒徳川家霊台
この順番で見学しました。

●水向地蔵

地蔵菩薩、不動明王、弥勒菩薩、聖観音など15体の金銅仏が並ぶ。
水盤にある水を柄杓で尊像に手向けて供養する。

●金剛峯寺

●壇上伽藍・根本大塔

 

高野山の駅からはケーブルで極楽橋

極楽橋から南海高野線で橋本へ、和歌山線に乗り換え大和二見へ宿泊するホテルに向かいます。

湯の峰温泉-高野山-護摩壇山-奥の院-弾正伽藍-金剛峯寺-大門-極楽寺-大和二見

宿泊:「リバーサイドホテル」

リバーサイドホテルは大和二見駅から少し歩きます。
近くにスーパーめーケットがあるので便利。
お風呂はホテルの横の「金剛の湯」を利用します。
入浴時間が決まっているので遅い時間は入れません。
朝も入れません。
AM 10:00~PM 23:00(最終受付PM22:15)
地下1300mからくみ上げた天然温泉100%の温泉
泉質なナトリウム-塩化物泉温泉
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、五十肩、運動麻痺、打撲、捻挫、痔、冷え症、疲労回復、切り傷、糖尿病、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ病など) など

ふつうにゆっくり泊まれるホテルでした。

湯沸かしポット、冷蔵庫、テレビ有り

ささみい 
お部屋は良かったのですがお風呂は一度外に出ないといけません。入浴時間が決まっている、宿泊者以外も利用できるので銭湯のようでした。そこが残念、、、。

 

壷阪寺

4日目の始まりは壷阪寺へ向かいます。

壷阪寺

大和二見から吉野口で乗り換え壺阪山へ
壺阪山からバスに乗ります。

壷阪寺は大きな大仏と桜の花が咲く春の季節に来たいと思っていました。

あいにくサクラは散り始めて寂しい感じはありますがとてもきれいなところでした。

満開の時には素晴らしい景色になります。

ささみい 
ガイドブックを見てとてもきれいな場所だったのでいつか行ってみたいと思っていました。望みがかなって期待以上の素敵な場所でした。

長谷寺

壺阪山に戻り長谷寺へ向かいました。
西国三十三所観音霊場第8番
真言宗豊山派総本山

長谷寺

長谷寺の駅に着くとしばらく歩きます。
駅を降りると目の前が階段があり下っていきます。
そこからしばらく歩きます。

長谷寺に到着!桜がまだ咲いていたのでとてもきれい。

長い階段があるので少々疲れます。
長い回廊に灯篭が続くのはとてもきれいでした。

写真が綺麗に撮れなかったのですが、もっと眺めは綺麗です。

大観音特別拝観がありました。

観音様の足に触れてお参りしました。

観音像の特別拝観をしたときに頂いた「五色線」
結縁の証「五色線」仏の五つの知恵をあらわす白・赤・黄・青・黒の五色の糸をより合わせた腕輪で
観音様とご縁が結ばれたしるし(五色線)は左腕につけるのがよいが根付にしたり車に付けたりしても良い。

ささみい 
長谷寺駅から階段と徒歩、境内では長い登廊とのぼりがきついので少々きつかったですが、本堂からの景色をみてひと休みすると疲れが吹き飛びます。

興福寺

長谷寺から近鉄奈良駅に向かいました。
長谷寺⇒大和八木(近鉄大阪急行行)⇒大和西大寺(近鉄橿原急行)⇒近鉄奈良(近鉄奈良快速急行)

興福寺

興福寺は国宝館で「阿修羅」ほか見ごたえがあるので是非とも見学したい。
拝観時間は17:00(受付終了16:45)まで

寺宝・文化財

ささみい 
国宝級の仏像が見事で本物の阿修羅を目の前にして感動しました。

東大寺

東大寺近くなると道のあちこちに鹿と遭遇。
ここからは歩くときに鹿のふんに注意!

東大寺

大仏様を拝みに、、。

尊像 像高14.98m/目長1.02m/耳長2.54m/顔長5.33m/鼻高0.50m/台座高3.05m

大仏殿の拝観は17:30まで
着いたのが17時過ぎていたので短い時間で見学するには残念。

旅行を終えて感じたこと

弾丸のように3県を旅した計画でした。
旅の前にお友達からの計画表をもらって、自分で電車の乗り換え、バスの時間を調べたりとどちらも計画を楽しんで行動しているので計画通りに進むのがうれしく、気が付いたら昼食も食べずにいたりしました。

ささみい 
観光地ならではの名物をゆっくり堪能したい方はこの計画では無理があります。
私たちは電車やバスの時間待ちで柿の葉寿司、うどんを食べたりしていました。

これは同じ趣味嗜好でなければ、、。

御朱印集めのお友達は今回の目的は達成。
次回があれば私も往復夜行バスでも一緒に行こうと思っています。

旅の最後は炉端焼きで夜行バスの時間までゆっくりと。

ささみい 
旅行の3日間、一日一万歩以上歩きました。
最後の日は2万歩を超えていました。
60代、70代で2万歩は自分をほめてあげたいです!!

おみやげ

最後の奈良駅の隣にあるイオン系のスーパーマーケットで買い物。
金ちゃんヌードル、那智黒あめ、じゃばら飴、湯浅醤油、セミノール(みかん)

高野山と書いてあったのでごま豆腐買いました。